自習室は授業以外のときも利用することができます。
大手の個別指導塾では、授業の空きスペースが自習スペースになっていることが多いですが、九大研では、自習専用スペースを設置しています。
なぜ、固定席(マイデスク)を採用したのか?
現代の高校生は勉強する場所に困っています!
さて、学習塾の中には週に数回しか通えない(仕組みがない)塾があります。
実際に高校生から聞いたり、私たちが経験した塾の例をご紹介いたします。
授業スペースがメインで、余った場所が自習スペース。授業がある時は、そこどいて。あれ? じゃあ自習する場所なくない?
しかも塾生に対して自習スペースが少ないから、テスト前って勉強する場所ないじゃん。
某個別指導塾に通っていた高校生より
実際に学習塾で人数分の自習室を確保しようとすると、相当な設備費が必要になります。
1日に1回転しかしないフランス料理のコースを食べるお店のようなものです。
効率が悪いですよね。ただでさえ、夕方以降しか営業できないわけですから、大手の個別指導塾の中には自習スペースに重きを置いてないところもあります。
しかし、現代の子供達は勉強する場所に困っています。
その大きな原因は「スマートフォンの存在」です。
大人でさえ熱中してしまうゲームやSNSが子供達の身近になりました。
さらに部活の疲れ、朝からの補習などで睡眠時間も短くなっており、自宅で集中して勉強できている子は多くないと思います。
そんなときは環境を変えましょう!
では、どうすれば勉強ができるようになるかというと、勉強する環境に身を置くことです。
大人でも仕事場に行っているときと自宅とでは、仕事の集中力や効率が変わりませんか?
多くの人間は環境によってパフォーマンスが変わっていきます。
現代の学習塾の役割の1つに、「勉強する環境を提供する」ことがあると思います。
それは私たちが子供の時代にはなかった背景もたくさんあります。
私は家では中々勉強に集中できなくて悩んでいましたが、塾の自習室を使うことで携帯や漫画などの誘惑がなく、静かな空間で時間を忘れる程集中できました。
範囲は広く、難易度の高い学習が中心
高校生の勉強する内容は、ひとつひとつの科目が広範囲で、かつ深い理解と知識を必要とするものです。
学校では毎日授業があり、そのため少しでも油断すると、すぐに、わからないこと・できないことが積み重なってしまいます(毎日の復習が大事、と言われるのもそのためです)
その結果翌日の授業がわからなくなり、またその翌日もという悪循環に入っていきます。
わからないこと・できないことを日々ためずに解決し、消化し、できるようにしていくことがそのまま実力につながります。
そのために、毎日の学習時間を確保することが大切になってきます。
「勉強する環境」に身を置いて、「毎日」繰り返す!
さらに、自習スペースには、講師が常駐しています。
授業以外でもわからないところを質問したり、勉強の計画を相談したり、進路について相談することができます。
私が以前通っていた塾では、あまり自習スペースがなく、先生がいるエリアと距離があり、すぐに質問をせず、フセンだけはったままにして終わることがよくありました。時間がたって質問をすると、問題のどこが分からないのかがよく分からなくなり、大変でした。
ですが、九大研には、自習スペースがたくさんあり、常に先生が1人はいて、すぐに質問が出来ます。前と比べて効率の良い学習が出来るようになりました。効率の良い勉強をしたい人には特にオススメです。
作業と勉強を区別すること
勉強とは、実力をつけることです。
実力をつける、というのは「わからないことをわかるように」「できないことをできるように」することです。
だから、わからないものがあれば理解してわかるようにし、今できないものはすべて、次に出会ったときにはできるようにするのが勉強です。
勉強の実力とは「問題が解けること」です。
テストの点数が取れなければ合格することはできません。
勉強の最終的な目標はもちろん点数をとることです。
つまり、自分の点数に結びつかないものは「作業」と考えるべきです。
よく高校生が勘違いしている勉強は「暗記」です。
ただ、暗記をしただければ点数は上がりません。
暗記したものを使って問題が解けて初めて勉強です。
特に難関大の問題では、単純に暗記をしただけでは解けず、しっかりと理解した物事を考えなければ解けない場合が多くあります。
中学生のころまでに有効だった単純な暗記は作業です。
今までは勉強とみなされていたことや、勉強だと思っていたことに囚われてはいけません。
わからないことを質問して解決し、できないことを演習して身につける、勉強というのはシンプルですがまさに、これに尽きると考えています。
人との会話で見えてくるもの
実際、自分ではわかっているつもりでも、実は理解が十分ではない、ということがよくあります。
参考書を読んで、授業を聞いて、なんとなく雰囲気がつかめた(ような気がした)としても、それを自分の言葉で説明できなければ、理解しているとは言えません。
そこで大切なことは、「人と話してみること」です。
自分の理解を人に話してみてはじめて、どのくらい理解できているかがわかるものです。
ここが講師が常駐している理由です。
いつでも質問することのできる講師がいます。(すぐそば、と言ってもずっと隣にいるわけではありませんので安心してください。勉強スペース全体を見ながら巡回したり、空いている席に座っていたりします。)
わからないことがあれば質問し、説明を聞いて理解したことを話し、その理解が十分かどうかを試す、この繰り返しによって、ひとつずつ「わからないものをわかるように」していくのです。
先生への質問を通して学ぶべし!
家ではなかなか集中して勉強しないのですが、定期考査前は自習室を利用して、集中して勉強できるようです。わからないところをその場で解決できるので、家で1人で悩みながら勉強するより効率もよいようです。