高校生活において、すべての人が向き合わなければならない問題、文理選択。この決定でその後の進路も高校生活も大きく変わっていきます。「得意科目が文理バラバラ」「自分の希望と親の希望が違う」などといった理由で文系と理系、どちらに行くか迷っている高校生も多いのではないでしょうか? 今回は高校時代に文理選択で迷った九大生に、最終的な決め手や高校生へのアドバイスについて聞いてみました!
~経済学部経済工学科2年 Nさんが今に至るまでの歴史~
むかしむかし Nさん爆誕
小~中 健やかに育つ
高1夏 文理どっちにいきたいという希望はなく路頭に迷う
将来的に良い、友達がいる、文転できるという理由で理系がいいかなと思い始めた
けど、大学で理系科目はやりたくなくてどうしよう……
高1冬 迷いに迷って、理系に提出
高3夏 理系の勉強をしつつ、私立は文系の受験も視野に入れる
最終的に文理どちらにするの か決められず、どっちも受験することに
国立は理系、私立は文系を受験しました!
【今、高校生に伝えたいこと】
私の場合は、得意科目が英語や社会で、数学や理科はあまり好きではない状態だったにもかかわらず理系を選んだので、文系を選んでいたらもっと楽だったかなとたまに思うこともあります……。得意科目があるならそっちに行った方がいいけど、得意科目がないなら将来の事も考えて理系に行った方がいいかなと個人的に思います!
~経済学部1年 Sさんの物語~
ある日 Sさん降臨
中学生 ファンクラブができる
高1夏 文理選択という問題に直面
興味があるのは法学部で文系分野だった
でも国語が苦手だったから理系に進んだ方がいいかもしれないと悩む
高1冬 文系に進むことを決心する
「行くぜ文系、きみに決めた!」
興味があることのほうがモチベを維持できるはず!
高2冬 法学部から経済学部へ志望を変更
(幸いにも入試科目が変わらずこれまでの勉強は無駄にならなかった)
【今、高校生に伝えたいこと】
浪人をしたくなかったし、絶対に前期入試で合格したいと考えていたので、苦手科目のある文系に進んでも大丈夫なのか当時悩みまくりました。正直、受験勉強をしているときにとても苦しくなったり、後悔したりすることもありました……。受験期を思い出すとつらい気持ちが蘇ってきます。でも、今、興味のあった文系分野を大学で学ぶことができてとても楽しいです! 苦手科目があっても冒険心で自分の興味のある学部を目指すのは全然ありだと思います!
~工学部Ⅳ群1年 Kさんの軌跡~
ある晴れた日 Kさん命名
中学生 反抗期で親に迷惑をかけてしまったのも思い出の一つ
高1夏 数学が大の苦手
文系のほうが自分にあっているかもしれないと思う
でも周りの友達がみんな理系に進むらしい
一緒に理系で青春するのもありだな……
高1冬 未だ文理を決められずさまよう
母からの鶴の一声「理系なら将来困らないと思う」
背中を押してもらい、理系に進むと腹をくくる
現在 大学数学に苦戦中
【今、高校生に伝えたいこと】
友達や親に流されて理系に進むことを決めたので、自分が何を勉強したいかもっと真剣に考えていたらよかったと思うことがあります。また、苦手な科目は、受験でももちろん苦労しますが、大学に入ってからも苦しむ可能性があります。だからこそ、文理選択のタイミングで自分の興味や得意不得意についてしっかり考えることが大切だと思います!
〜もっと聞かせて! 九大生の文理選択〜
ここからはこれまでお話しした3人以外の文理選択について紹介していきます!
①文理選択で迷った理由
- 理系分野の一つのみに興味があったけど、それ以外の理系分野に興味がなかったから
- 文系理系どっちを勉強したいかの希望がなかったから
- 芸工か農学部に行きたかったけど物理が苦手だったから
- 理系に行こうと思っていたけど、文系に尊敬する先生がいたから
科目の得意不得意で文理選択を迷う人は多そうですね。筆者の友人も「文学部に興味があったけど社会が苦手だったから迷った」と話していました。やはり興味がある分野と、得意な分野・科目は必ずしも一致しないということがよくわかります。
また、人からの影響もかなり大きいと思います。「理系に行こうと思っていたけど、文系に尊敬する先生がいた」という理由はすごく素敵な理由ですね。
②多くの人の最終的な決め手
【文系】
- 文系科目が得意だから
- 数学が得意な文系になれば受験に有利だと思ったから
- 興味がある分野が文系だったから
- 先生や親に決めてもらったから
- 理系科目が苦手だったから(特に「物理がしたくなかった」が多数)
- 文系の方が、選択肢が広がると先生におすすめされたから
- 文系=楽そうだったから
最終的な決め手としては「文系科目が得意だから」という理由の人が最も多かったです。科目の得意不得意で文理選択を決めた人が多いようです。
しかし、それだけではありません。「興味がある分野が文系だったから」「文系の方が、選択肢が広がると先生におすすめされた」という理由は、科目の得意不得意というよりも、将来性や興味に沿って選んだものと言えます。他にも「文系が楽そうだった」「先生や親に決めてもらった」という理由もあります。そこまで深く考えずに決めた人もいるようです。最終的な決め手は本当に人によって様々ですね。
【理系】
- 物理が得意だったから
- 理転より文転のほうがしやすいと思ったから
- 医療系に進みたいと思ったから
文系同様に、科目の得意不得意で文理選択を決めた人もいるようです。また、文転のしやすさから理系を選んだ人もいます。理転も文転も大変だと思いますが、確かに文転の方がしやすいイメージはありますよね。文理選択で迷って最後まで決められなかった人は、この理由で理系に進む人も多そうです。また、医療系は特に人気が高い学部が多いので「医療系に進みたいと思った」という理由で理系に進む人は多そうですね!
③文理選択で迷っている高校生にアドバイス
- 一度決めたらもう迷わない
- 文系理系どちらに進んだとしても、大学でどちらの分野も学べる選択肢がある
- 何学部に興味があるかをちゃんと調べる
どのアドバイスも共感できるものばかりです。特に「何学部に興味があるのかをちゃんと調べる」ということはすごく重要だと思います。文理選択で迷っている高校生には、これらのアドバイスをもとにたくさん考えて、自分が納得できる選択をしてほしい!
最後に
九大生も文理選択にたくさん悩みました。なかなか決められなくて焦ることもあるかもしれませんが、大丈夫です。自分が何を勉強したいのか、将来何をしたいのか、自分自身と向き合えば後悔しない選択ができるはずです。もし、納得しないまま決めたとしても、大学で文理を超えた勉強をする選択肢もあります。今回の九大生のインタビューやアドバイスが、みなさんを後押しできるものになっていれば嬉しいです。
