理系数学

経済学部経済工学科、理学部、医学部(保健学科看護学専攻を除く)、歯学部、薬学部、工学部、芸術工学部、農学部

得点分布
  • アンケートでは、数学について「難しかった」という回答が多くありました。前年に引き続き難しい問題が多く、完答できた大問が1つもなかったり、白紙の大問があったりした人が多かったと予想されます。
  • 一方で「採点が甘いのではないか」というコメントも目立ちました。2023年度の問題の難易度と得点分布からみて、その通りと考えられます。ただし、例年は採点が甘いということはなく、難しい問題への救済措置とみるべきです。
  • 合格者平均点は118.7点(n=355)でした。
  • 「採点が甘い」というのは、途中まででもいいのでやったこと、わかった結果、方針など、書けることを書いて、思考の過程を答案に残しておくことで部分点をもらえた、ということだと考えられます。
  • 合格した人は、各大問でしっかり部分点をかきあつめられた人とも言えます。
  • 得意な人なら、得点率60%〜70%を目指すことは現実的です。
  • 医学部医学科志望なら、最低でも60%は欲しいところです。

文系数学

共創学部、文学部、教育学部、法学部、経済学部経済・経営学科、医学部保健学科看護学専攻

得点分布
  • 2023年は前年に比べて問題が難しくなったので、それが得点分布にも表れています。30%〜40%の得点率で合格している人もそれなりにいました。
  • 合格者平均点は83.3点/200点(n=162)でした。
  • ただし例年は、理系と違って、数学で落とすと大変です。どんなに悪くても得点率50%は欲しいところです。
  • 数学ができない分をほかでカバーするにしても、英語・国語でとれる点数の限界は高くないので、数学で落とせない、という事情があります。
  • 一般的な作戦として、絶対に落とせないような大問2つを確実にとって、あとの大問は部分点をとる感じになります。2023年の問題で言えば、大問1は必ず解けるようにしておきたいです。
  • 対策としては、まず、どの分野であっても、典型問題を確実にできるようにしておくこと。それが大問1つ、2つの完答につながります。
  • 難しい問題に対しても、ひるまず手をつけ、できたところまで答案に書くことが、部分点につながります。
  • 2023年の問題の難易度と得点データを比較すると、採点が極端に厳しいということはありません。
  • 例年で言えば、得意な人なら、得点率75%は現実的な目標です。(2023年なら65%)
  • 共創学部の人は、2023年の問題で50%台取れている人が多いです。例年で言えば、得点率60%台が目標です。