2024(回答者 426名)

回答者426人の
・合格者平均点 131.47点
・最高点    181点 
 (いずれも200点換算)

問題の難易度

2024年の難易度は前年と大きく変わらず易しめでした。長文の語数は450〜650語程度と標準的です。

採点基準について

前年と同様、アンケート回答に「英語は採点が厳しい気がする」という感想が複数ありました。もっと取れたと思ったけど、実際の点はそれほどでもなかった、と感じたようです。長文読解での「必要な要素の不足」「文構造を無視した解釈(いきすぎた意訳)」や、英作文での「不自然な表現・意味の通らない表現」に対する減点が積み重なった結果、思ったより点が伸びなかったという可能性があります。7割以上を狙う場合は、解答の丁寧さが求められます。

得点データ分析

  • 文系学部(経済工学科含む)では、得点率45〜50%が分布の下限で、該当者は121名中3名でした。英語が苦手な人は55〜60% の得点を、得意な人は7割を目指して勉強するとよいでしょう。
  • 共創学部では、得点率 50%以下の人は、19名中1名でした。得点率80%以上の回答はなかったので、英語が得意な人は7割台を確保するのが現実的なラインでしょう。
  • 理系学部(医学部医学科・薬学部臨床薬学科以外)では、得点率60〜70%と答えた人は約4割でした。また、 得点率55〜75%の範囲に7割が集中しました。平年の難易度を基準として、6割台の得点を目標とするとよさそうです。英語が苦手な人は「英語で半分とる+理科で得点を積む」のが有効でしょう。
  • 医学部医学科・薬学部臨床薬学科のみの平均点は148.86点 / 200 点(n=30 人)でした。平年の難易度を基準とすると、臨床薬学科では65%以上、医学科では70%以上を常に取りたいところです。
  • 70%以上の得点を安定して取るためには、東大・ 京大志望者と同程度の高い語彙力が必要です。80%以上取れるかは(極めて高い実力があるのでなければ)問題との相性に左右されるでしょう。

2023(回答者 518名)

得点分布

回答者518人の
・合格者平均点 133.9点
・最高点    190点 
 (いずれも200点換算)

問題の難易度

2023年の問題は、長文の語数が減り、比較的読みやすい題材になっており、前年より易化しました。例年と比べても易しめです。

得点データ分析

  • 文系学部(経済工学科含む)では、回答者166名中2名だけが得点率50%以下でした。
  • 共創学部では、得点率55%未満という回答はありませんでした。共創学部は二次試験の英語の配点が他の科目より高いため、合格者の英語の得点がやや高い傾向にあります。
  • 理系学部(医学部医学科・薬学部臨床薬学科以外)では、得点率60〜70%と答えた人は約4割でした。また、得点率55〜75%の範囲に7割が集中しました。一方で、得点率50%以下の回答が文系学部よりもやや目立ちました。理科や数学の高得点でカバーして合格したとみられます。
  • 医学部医学科と薬学部臨床薬学科の平均点は147.9点(n=36人)で、140点を境として、それ以下の回答数が明確に減りました。2023年の問題が易しめであることを考慮すると、例年なら130~140点あたりに合否の境目があると言えそうです。